10・31愛知高校生アピール(2004)
☆2004年秋に向けての声明文☆(10.31銀座パレード)
第37期 愛知県高校生フェスティバル
2004年秋、国家予算案では来年度の国庫補助の私学助成枠が削減されようとしています。このまま私学助成金削減が実行されてしまったら、いったい何人の私学高校生が学費値上がりのために、学校を辞めざるをえなくなることでしょうか。また、これは高校生だけの問題ではありません。新入生がこのことを知れば、行きたい私学に自由に行けなくなってしまうかもしれません。学校そのものも経営困難になり、私たちの母校がなくなってしまうかもしれません。各学校に、それぞれの歴史があります。その歴史が、来年私たちの目の前で終わることになるかもしれないのです。愛知県では、私学に通う中学・高校生が中心となって、助成金削減反対を訴えるため、様々な活動をしてきたにも関わらず、全国の知事会では『優先して財源移譲すべき国庫補助負担』として私学助成金をあげ、私学助成の削減を国に要望しています。これは、国から私学助成に使うようにもらったお金をも他の分野に優先して使うということを意味しており、私たちはこのことを大変おかしいことだとうけとめています。
憲法26条・教育基本法3条・私立学校法第56条にもあるように、私学も公立も同じ公教育だと法律では定められています。そして、私たち高校生には私学・公立関係なく、等しく教育を受ける権利があるのです。しかし、現実には私立の授業料は初年度納付金で公立の約5.4倍も高いのです。その公私格差のため、授業料が払えず学校を辞めなければならない生徒がたくさんいます。それだけでなく、これから高校に通う小・中学生が、授業料を払うことができず、行きたい学校に行けなくなる可能性もあります。学校は、勉強以外にも友達との関わり方・部活動の楽しさなど、多くのことが学べる場所です。ところが現実には、多くの生徒が学びたいのに学べずに苦しんでいます。この秋、私たちは、助成金に関わる資料を集め勉強会をしました。助成金は私立高校に通う全ての生徒にとってとても大切なものなのに、このことを知らない生徒が数え切れないくらいたくさんいるのが現状です。もっと、たくさんの生徒に助成金について一緒に学んで危機感を持ってもらわなければなりません。そして、もっと助成金増額に向けて願いを一つにしていきたいと思っています。
私学と公立の高校で、なぜ助成金格差が起こるのでしょうか。私学には公立と違い、エアコンなどが設置されているなど、確かに施設環境はよいのかもしれません。しかし、専任教員の数が公立に比べると、愛知県の私学全体では約900人も少ないのです。そのため、充分な教育が受けられないのが現状です。私たちには私学や公立、関係なく、平等に学ぶ権利があるはずです。それでは、どのようにしたら公学と私立の助成金格差をなくすことが出来るのでしょうか。
まず、私たち高校生一人一人が私立と公立に授業料格差があるのはおかしいと思うことが大切です。そのためにも、助成金についての知識を深めることから始めなければいけません。そして、自分にとって学校とはなにかを考えていきます。自分の今の状況や学校に対する思いなどを考えたら、絶対学校を辞めたくはありません。誰もが自分の通っている学校がなくなるのは嫌です。学校は私たち一人一人の輝ける場所です。自分自身の意識を変え、助成金削減を阻止しなければいけないと気付き、高校生自身が行動することが今、求められています。
私たち愛知高校生フェスティバル実行委員会では、1976年に発足した愛知私学奨学資金財団の一億円募金活動に1999年から取り組んでいます。現在では、約8080万3212円の募金が集まり、1741人もの仲間を救ってきました。そして、毎年秋に行われるBigフェスティバル・オータムフェスティバルでも18年間にわたり、助成金削減反対と助成金増額を訴えてきました。その訴えもあり、今日まで大幅な削減は抑えてくることができました。また、愛知県の各私立高校では、高校独自で月に一度の一億円募金活動を行ったり、生徒や高校のOB・教師などが中心となり、助成金学習会を行ったりしています。また、この声明文も、夏休み明けから週に一度、各校の生徒会が集まり意見交流をして作ってきました。その中で助成金に対する取り組みが活発な高校から刺激を受け、自分の高校の助成金活動を活性化させようとする姿も見られました。このように私たち高校生も様々な活動を通して助成金削減を阻止するため積極的に活動しています。この活動の輪を全国的に広げ、助成金削減反対の炎を、そして、輝ける学園作りの炎を全県であげていきましょう!! |