10・31全国父母懇アピール(2004)
全国父母懇・すすめる会連絡会アピール
私たちは、十月九日・十日にかけて始めて北の大地・北海道で「全国父母懇・すすめる会交流会」を開きました。南の九州を含めて全国二三県から四〇〇名の父母・教職員・生徒が参加し、大きな成功をおさめることができました。
その集会で採択された「アピール」は「本集会の総意として、私学教育が重大な岐路に直面していることを認識し、子どもを真ん中に父母と教職員が手を携え、子どもの豊かな成長と私学教育の豊かな発展をめざしていっそうの努力を尽くすことを誓います」と結んでいます。
いま残念なことに、子どもをめぐって「生きづらい」「成長しづらい」環境が広がっているように思います。親たちが心を痛める子どもをめぐる事件が相次いでいます。学校教育も授業についていけない子ども、学校に通えない子どもの増大など、子どもたちが楽しく学び、生活できる環境とはほど遠いものになっていないでしょうか。
私たちは人の子の親として、すべての子どもたちが確かな学力と「生きる力」を身につけ、世の中とつながり、戦争のない社会の担い手となることを願うものです。学費など父母負担の軽減、教職員の適切な配置、そして先生方が安心して教育を行える充分な教育環境が確立される必要があります。
ところが事態は全く逆の方向に流れているのではないでしょうか。倒産やリストラで学費が払えなくなっている家庭が北海道でも増え続けています。そして学費が払えなくて学校をやめていく子、学校生活で一番楽しみな修学旅行にお金が無くて参加できない子どもたち、子どもたちの学ぶ権利が奪われているとしか言いようがありません。
こんなに私学の子ども、父母が苦しんでいるのところへ、さらにアピールでも指摘したように「私学教育の『いのち』ともいえる私学助成の制度が根底から崩されようとしています。『三位一体改革』を理由に『国庫補助金』全額カットの動きがあり、各県の私学助成大幅カットの動きも強められています」。北海道では北海道単独の補助金が全額カットされようとしています。そうなれば、いまでも高い授業料が大幅に値上げされ、教育条件は切り縮められるだけです。私立学校そのものもつぶされてしまいます。このように私学教育を破滅に導くやり方に私たち全国の私学の父母は断固反対します。
一〇・三一にお集まりの生徒さん・父母そして先生方のみなさん!
私学の国庫助成を堅持し、私学助成の大幅増額で、子どもたちの教育を受ける権利を守ろうではありませんか。私たちは、このつどいの成功をバネに、全国各地で、先生方そして生徒さんたちとも手を携え、国民のみなさんの幅広い理解を得ながら全国三〇〇〇万署名運動を始め、多様で多彩な運動をいっそう大きく展開することを呼びかけて、全国父母懇・すすめる会交流会のアピールとさせていただきます。
一〇月三一日
全国父母懇・すすめる会連絡会
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